食物繊維の副作用

食物繊維の副作用

食物繊維そのものに副作用があるとは考えられておらず、報告もありません。少なくとも食物繊維に毒性は認められず、そもそも消化吸収されないものですので、安全性は高いものと考えて間違いはないでしょう。

 

ただし一点だけ、注意が必要なのが、過剰摂取は他の有用な栄養素の吸収の妨げになるということです。食物繊維の持つダイエット効果の一つに、脂質を絡めとり消化吸収させないまま体外に排出させるという働きがあります。

 

この減少が顕著に起こるのが粘性の高い脂質なのですが、この食物繊維によって吸収されないうちに排出されてしまうという減少はどの栄養素にも起こりうることで、食物繊維を過剰摂取してしまうと各種栄養素の損失が無視できないレベルとなり、栄養不足を招いてしまいます。

 

とくに女性の貧血には注意が必要で、生理中のひどい貧血の女性が食物繊維を摂り過ぎると、ただでさえ足りていない鉄分の吸収率がさらに下がり、貧血が深刻化するなどといった報告はしばしば見られます。

 

鉄分に限らず摂取しにくいミネラル等はこの弊害が表面化しやすいので注意が必要です。また、この働きからサプリメントと同時、あるいは直前に食物繊維を大量に摂取するのはやめたほうが無難です。

 

ただし、常識的な量を食事から摂る限りはこれらの問題が表面化することはほとんどないでしょう。極端な食物繊維偏重の食事や、サプリメントを使用して食物繊維を摂取する際にはこれらの過剰摂取の弊害について頭に入れておいてください。