水溶性食物繊維とは

水溶性食物繊維とは

水溶性食物繊維とは水に溶けるタイプの食物繊維です。不溶性食物繊維のように水を吸って膨らむということはなく、むしろ水に溶けてカサが減ってしまいますが、これはこれで体に必要なものでさまざまな重要な役割を担います。

 

まずは不溶性食物繊維と同じく、不要な脂肪や塩分などを吸収させずに体外へ排出させる効果があり、また炭水化物を取り込んで吸収を遅めます。

 

炭水化物や糖類が一度に吸収されて一度に血糖値が上昇すると高血糖状態を解消するためにインスリンが分泌され、血糖値が高ければ高いほどインスリンが多く分泌されます。

 

このインスリン分泌のしすぎが後々の糖尿病を招く原因であり、水溶性食物繊維に取り込まれた炭水化物は少しずつしか吸収されないので血糖値の上昇も緩やかになり、インスリンを分泌する膵臓を労ることにつながります。

 

また水分にたっぷり溶け、大量の水分を含んだゲル状の水溶性食物繊維は一切吸収されないため最終的には便の一部となるのですが、この時大量の水分を便に加えるため、適度に柔らかく排泄しやすい便を作ってくれます。

 

便秘傾向の人は腸内に長時間便が滞留することで水分が奪われ、カチカチの硬い便になっていることが排泄困難の原因の一つとなっています。水溶性食物繊維はその状態を解消し、便秘の解消に一役買うのです。

 

水溶性食物繊維は摂ってすぐに効果が実感できるような栄養素ではありませんが、健康の土台を支える縁の下の力持ちのような役目を持っています。毎日できるだけ摂取し、健康の土台を維持していきたいものですね。